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病院ボランティアサイト|ミックスアップ運営メンバー<城下愛子>

病院ボランティア総合サイト「ミックスアップ」立ち上げの経緯

病院ボランティアサイト「ミックスアップ」立上げのきっかけ

約12年前に、当時高校生だった弟を病気で亡くしたことが「ミックスアップ」を立ち上げようと思った根本にあります。言葉にするとたったこれだけのことですが、正直今まで生きてきた中で一番しんどい出来事で、弟が闘病中はもちろん、亡くなった後も悪夢にうなされることがしばしばでした。とにかく「受け入れがたい現実」として私の前に立ちはだかっていました。

「なぜ弟が道半ばの若さで命を落とさなければいけなかったんだろう」「なぜ自分が死ぬ立場じゃなかったのか。」「自分は弟のために何もしてあげられなかった」「なんて無知だったんだろう」という空虚で重々しい自己嫌悪の日々が続きました。しかし、そんな思いがいつしか「私は生きている、そこには何か意味があるのかもしれない、意味のあるものにできるかもしれない」という気持ちに変わり、そのうち「弟の死を絶対に無駄にしない」という信念めいたものに変わりはじめました。

ただ、「私に一体何ができるんだろう」と探し続けている時間が約10年ほどありました。闘病している患者さんやその家族が求めていることと、私自身ができることを少しずつ重ね合わせる10年間でした。そして、大学で情報通信工学を学んでいたこと・仕事を通してウェブマーケティングの経験を得られたことを糧に、「患者さんやその家族の役に立つ情報サイトを作ろう」と思い、2016年2月に病院ボランティアサイト「ミックスアップ」を立ち上げることができました。

病院ボランティアに特化している理由

私自身患者家族でしたが、それも10年以上前の話で今の時代に求められている情報が何なのか見当もつきませんでした。そこでもっと患者さんの置かれている環境や悩んでいることについて知りたいと思い病院ボランティアに参加させていただこうと思いました。

実際に活動して感じたことが2つあります。一つは「病院ボランティアは一石三鳥だ」という点、そしてもう一つは「会話は健康寿命を延ばす」という点です。


まず「病院ボランティアは一石三鳥だ」とはどういうことかというと、これは「患者さん」「医療者の方々」「ボランティアスタッフさん」それぞれにメリットがあるという思いからきています。患者さんにとっては、通院や入院中の不安を聞いてもらったり気晴らしといったソフト面でのサポートを受けることができますし、医療者の方々は、ボランティアスタッフさんが入ってくださることで医療者しかできない職務に専念できます。そしてボランティアスタッフさんは生き甲斐ややりがいを体感でき、お金では買えない経験を通して精神的な豊かさを享受されています。


次に「会話は健康寿命を延ばす」についてですが、私が病院ボランティアを通して出会った方々の中には、同じ年代でも年齢を感じさせない若々しい方がたくさんいらっしゃいました。そんな「元気で魅力的な年の重ね方」をされている方の共通点が「よくしゃべる」ということでした。調べてみると「会話」に注目した認知症予防を研究している大学もあるほどです。もし病院ボランティアの活動が増えることで会話数が増え、そのことで仮に認知予防や健康寿命を延ばすことにつながるのであれば、結果的に医療費抑制まで到達するのかもしれない・・・そんな大きな可能性をもった病院ボランティアに着目し、情報を拡散することで「一石三鳥」どころか「一石四鳥」になるポテンシャルがあることに気付かされました。


しかしその一方で、活動時間や活動内容がなかなか広がらないという状況もあります。なぜなら病院ボランティアにかける予算や人員が限られているため、病院ボランティアの告知不足やボランティアコーディネーター不足が生じているためです。そこで病院ボランティアに特化した募集情報やインタビュー記事を掲載できるサイトがあれば、病院ボランティアの活動を探している方と病院ボランティアメンバーを募集している方が新たに出会い活動の輪が広がるのではと思い、現在に至ります。

これから病院ボランティアを始めようと考えている方へ

病院ボランティアの魅力について

ボランティア活動をすると「ありがとう」と言ったり、逆に言われたりする機会が増えます。それってシンプルに素敵なことだなぁと思っています。また、病院ボランティアに参加している方々は素敵で魅力的な方が多くて、一緒に活動することでピリッとスパイスの効いた生活を送れるようになります。年齢を重ねると出会いや刺激が少なくなって視野が狭くなりがちですが、病院ボランティアは無料で参加でき、新しい出会いと刺激、それに「必要とされる」ことで充実感を得ることができます。このミックスアップを通して、できる範囲で活動を始めていただければとても嬉しいです。

これからの病院ボランティアに期待していること

高校生、大学生、社会人の方が限られた時間でも活動できる機会が増えるといいなと思います。例えば、昼休みや週末の1時間だけでも活動できたりすると病院ボランティアの幅が広がると思います。病院ボランティアを通して、家庭でもない仕事でもない第三の自分の居場所を持つことができると、少しずつ心の中にゆとりが生まれてくるのを実感してもらえるのではないかと思います。私自身、人生の先輩方から学ぶことがたくさんあり「素敵だな」「私もこんな風に年を重ねていきたいな」と自分の未来にワクワクする毎日です。ボランティア活動する意味が、ここにも隠されているんだなと感じます。