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熊本の病院ボランティア傾向

熊本の病院ボランティアニーズは益々高まる傾向

熊本には、病院が213施設、診療所が1,251施設、介護施設が3,906施設あります。
65歳以上の高齢者人口は、2010年はおよそ47万人だったものが、2020年には55万人に増加し2030年まで55万人を維持して推移する傾向にあります。75歳以上の人口を見ると、2010年におよそ26万人だったのが、2020年には29万人、2030年には34万人と増加し続けることがわかっています。(国立社会保障・人口問題研究所(2013年3月推計)調べ)

この人口推移からもわかるように、熊本県の病院や介護施設でのボランティアのニーズはますます高まります。なぜなら高齢者人口の増加に医療スタッフの数が間に合わなくなるためです。また、病院の評価を第三者の視点で行っている「日本医療機能評価機構」では、成長し続ける病院の評価要素の一つに「病院ボランティア活動」を位置付けており、病院ボランティアへの期待は膨らんでいるのです。

実際に熊本県内の病院では多くのボランティア募集情報を目にすることができます。
では、病院ボランティアで活躍されている方はどのような方がいるのでしょうか。実はその多くがアクティブシニア世代です。病院のボランティアに、アクティブシニア世代が集まるのには2つの理由があります。
一つは、「病院ボランティアの活動時間がほとんど平日の昼間」である点、そして「病院ボランティアの募集告知の露出が少ない」という点です。一点目の活動時間に関しては、残念ながら平日日中に活動している病院ボランティアがほとんどであるため、月〜金の間は会社で働いている方が参加することができません。二点目にあげたボランティア募集は、病院内に張り出された院内ポスターに限られていることが多く、病院に来院したり入院した方でないと病院ボランティアの存在に気づかないという点が起こっています。この2つの点を解決できると、さらに多くの方が病院ボランティアに参加でき、医療サービスはより細やかに対応できるようになるでしょう。その第一歩として熊本の病院ボランティア情報を多く発信していきたいと思います。

では、実際にボランティア活動をしている病院はどのような病院でしょうか。
実は、病院ボランティアを募集されるのは、病床数200床以上の病院に集中する傾向にあります。熊本県には200床以上の医療機関が58施設ありますが、そのうち病院ボランティアの活動をしているのは15施設(200床以上の病院のおよそ26%)、またボランティアを現在も募集しているのも15施設(200床以上の病院のおよそ26%)にとどまっています。このボランティア活動率は、ほかの都道府県と比べると低い数値で、例えば大阪の200病床以上のボランティア活動率は40%、長野県は67%と比較すると明らかです。逆にいうと熊本県で活動する病院ボランティア情報を発信することで、今後活動率が向上する可能性を秘めています。

熊本でおすすめしたい病院ボランティアの特徴

では、これから病院でボランティアをはじめたいという方におすすめの病院の特徴についてご紹介します。ポイントは3つあります。それは「活動時間の柔軟性」「活動における費用負担の少なさ」そして最後に「定例ミーティングがあること」です。
「活動時間の柔軟性」をあげた理由は、一般的に病院ボランティアは週に1回以上、1回あたり2〜3時間以上の活動を原則としていることが多く、病院ボランティアに興味があってもその制限が障壁になっていることが意外と多いためあげました。
「活動における費用負担の少なさ」をあげたのは、ボランティア保険や健康診断、交通費など思った以上に自己負担が多いことをご存知でない方が多いためです。実際に活動をはじめるというタイミングになってから自己負担の多さに驚かれた方も少なくないのではないでしょうか。しかし、最近では健康診断やボランティア保険の費用、交通費の一部支給を始められている病院もあります。事前に確認してみましょう。
最後にあげた「定例ミーティングがあること」ですが、これが最も重要と言えます。実際にボランティアメンバー間でこのような話し合いの場が設けられている病院は少数派です。ボランティア活動を行う上でメンバー間のチームプレーを円滑にすることはもちろん、看護師やヘルパーさんなどの異業種の方との連携をスムーズにするためにミーティングは効果を発揮しています。

これらの特徴を兼ねているのは、やはり病床数の多い総合病院や県立病院、大学病院などに多くみられます。200床以下の中小規模の病院はというと、ボランティアのニーズはあるものの活動のスタートできていません。ボランティアに参加する方が増えることで、このような中小規模の病院でもボランティアの恩恵を受けられるようになります。そこで、「ちょっとボランティアに興味があるな」という方々が安心して病院ボランティアに参加してもらえるように、熊本にある病院ボランティアの事例をいくつか紹介したいと思います。

熊本の病院ボランティア募集情報

熊本の病院では多くのボランティアを募集中

熊本の病院では多くのボランティア募集がされています。
例えば、熊本市にある「熊本大学医学部附属病院」や合志市にある「国立病院機構熊本再春荘病院」、八代市にある「労働者健康福祉機構熊本労災病院」などがあります。これらの病院のボランティア活動について一つずつ紹介します。

熊本大学医学部附属病院のボランティア活動

まず「熊本大学医学部附属病院」のボランティア活動内容は、幼児のお世話ボランティアや通訳ボランティア、車椅子の整備と介助、自動再来受付機やその他事務手続きのサポート、院内の案内を行われています。活動時間に制限はなく、都合のつく時間帯に無理せず参加することができるのが大きなポイントで、これから病院ボランティアを始めたいけど継続できるか不安という方におすすめの病院です。活動時間は平日の8:00〜12:00と午前中のみとなっています。ボランティアに参加するためには申請書の提出が必要になります。申請書はホームページからダウンロードすることができますのでまずは月1回から応募されてみてはいかがでしょうか。

国立病院機構熊本再春荘病院のボランティア活動

次に「国立病院機構熊本再春荘病院」のボランティア活動についてご紹介します。
この病院では、大きく4つのグループの別れてボランティア活動を行っています。まず一般病棟での活動は、車椅子の整備やタオルたたみ、入浴後のドライヤーかけ、呼吸器サポート紐の作成、手品や演奏といったオリエンテーション活動を行っています。小児病棟では、一般病棟での活動内容に加えて散歩介助やスポーツといったレクレーション活動の補助を行っています。また筋ジストロフィー病棟では、パソコンの指導や油絵・絵手紙作成の指導を行っています。重症心身障害病棟では、遊び相手や足開いて、洗濯後の衣類整理など生活にかかわるサポートを行っています。
特徴的なのは、既存の活動にとらわれずに新たなボランティア活動の受け入れを積極的に行っている点です。ご自身の得意分野や専門スキルを活かしてボランティア活動の和を広げてみませんか?

労働者健康福祉機構熊本労災病院のボランティア活動

最後にご紹介する「労働者健康福祉機構熊本労災病院」のボランティア活動は、平日の8:00〜12:00と午前中のみになっていますが、ご都合により相談を受けています。活動内容は、病院内の案内や受付サポートがメインです。嬉しい特典として、通常は支給されない交通費や昼食券、ボランティア加入保険料、健康診断が全て無料で受けられます。いつも自宅で時間を持て余している方は、週に1回から活動を始められてみてはいかがでしょうか。

ここで紹介した3つの病院以外にも「国立病院機構熊本医療センター」「熊本赤十字病院」「聖ケ塔病院」「公立玉名中央病院熊本セントラル病院」「公立玉名中央病院」「荒尾市民病院」でも病院ボランティアの活動/募集がされています。

熊本県の多くの方が、病院ボランティアに興味を持って説明会に参加したり実際に活動することで病院ボランティアの内容がより充実すると考えられています。