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富山の病院ボランティア傾向

富山の病院ボランティアニーズは益々高まる傾向

富山には、病院が108施設、診療所が638施設、介護施設が1,809施設あります。
65歳以上の高齢者人口は、2010年はおよそ28万人だったものが、2020年には33万人に増加しますが、2030年には32万人とやや微減する傾向にあります。しかし75歳以上の人口を見ると、2010年におよそ15万人だったのが、2020年には18万人、2030年には21万人と増加することがわかっています。(国立社会保障・人口問題研究所(2013年3月推計)調べ)

この人口推移からもわかるように、富山県の病院や介護施設でのボランティアのニーズはますます高まります。なぜなら、現状でも医療に関わるスタッフ人数が足りず逼迫した状況のため、今後の後期高齢者の人口増加を医療スタッフだけで担うのは限界があるためです。実際に富山県内にある多くの病院でボランティアを募集されています。そのような病院ボランティアに参加されている方の多くはアクティブシニア世代です。そのきっかけは様々ですが、ご自身が病院に通院/入院した経験の中で、もっとこういうサービスがあればいいなと思って自らボランティアに参加される人や、ご家族が病院にお世話になったお礼にとボランティアを始められる方もいます。このように病院ボランティアに参加する方がアクティブシニア層に多いのは理油があります。

一つは、病院ボランティアの活動時間がほとんど平日の昼間に行われているためです。
この時間帯に参加できるのは、専業主婦の方やアクティブシニアの方がメインとなります。また、病院ボランティアの募集は、院内ポスターや病院ホームページの一部など限られた広報に留まっているため病院との接点の多いアクティブシニア層に集中してしまうという背景があります。富山の病院ボランティア情報を多く発信することで、多くの方が病院ボランティアに興味を持ち、参加メンバーが増えていけばと思っています。そして、結果的に誰もが安心して生活できる社会が作れたらと願っています。実際に、今ボランティアの方が医療現場で活躍されることで、通院中や入院生活を送る患者さんの人生の質は向上しています。これは、看護師や介護ヘルパー不足によって、行き届かない医療サービスを病院ボランティアの方がサポートできることに起因します。

では、実際にボランティア活動をしている病院はどのような病院でしょうか。
実は、病床数200床以上の病院が積極的にボランティアを募集される傾向にあります。富山県には200床以上の医療機関が195施設ありますが、そのうち病院ボランティアの活動をしているのは22施設(200床以上の病院のおよそ41%)、またボランティアを現在も募集しているのは22施設(200床以上の病院のおよそ41%)となっています。このボランティア活動率は、新潟県に比べるとやや高くなりますが、東京の52%と比べるとまだまだ活動余地があることがわかります。多くの病院ボランティア情報を発信することで、東京と同等、それ以上の活動率になる可能性が高くなると考えています。

富山でおすすめできる病院ボランティアのポイント

このような背景を踏まえ、今後、病院でボランティアをやってみたいという方におすすめしたい病院の特徴をご紹介します。病院ボランティアは、医療機関によって長く活動されているところから最近スタートされたところまで様々です。活動人数によって、ボランティアの内容や活動時間に違いが生じます。暦が長いところもあれば、最近活動を始められたところもあります。病院ボランティア初心者であれば、ボランティア活動暦が長く、ボランティアメンバー数が多いところがおすすめです。事前研修や勉強会も活発で、活動内容も多様な場合が多いので、興味のある活動に安心して参加できるためです。

では、200床以下の中小規模の病院はというと、ボランティアのニーズはあるものの活動のスタートがきれていないのが現状です。ボランティアに参加する方が増えることで、このような中小規模の病院でも通院/入院するより多くの患者さんがボランティアの恩恵を受けられるようになります。そこで、「ちょっとボランティアに興味があるな」という方々が安心して病院ボランティアに参加してもらえるように、富山にある病院ボランティアの事例をいくつか紹介したいと思います。

富山の病院ボランティア募集情報

富山の病院では多くのボランティアを募集中

富山の病院では多くのボランティア募集がされています。
例えば、富山市にある「富山県立中央病院」や「富山市立富山市民病院」、砺波市にある「市立砺波総合病院」などがあります。これらの病院のボランティア活動について一つずつ紹介します。

富山県立中央病院のボランティア活動

まず「富山県立中央病院」のボランティア活動についてご紹介します。
病院ボランティア内容は、「外来の受付補助/介助」「小児病棟で遊び相手」「デイケアでの書道/料理サポート」「緩和ケア病棟でのティーサービス」が主な活動となります。活動時間は、外来チームが8:30~11:30まで、小児病棟チームは10:00~活動をスタートします。緩和ケア病棟チームは、13:30~から活動をスタートします。現在、約35名のメンバーで活動されており随時メンバーの募集を行っています。

富山市立富山市民病院のボランティア活動

次に「富山市立富山市民病院」のボランティア活動についてご紹介します。
主な活動内容は「外来受付の補助/車椅子介助」「巡回図書ボランティア」「車椅子/ワゴン車の点検や修理」「小児病棟で読み聞かせ/遊び相手」「手話/通訳ボランティア」です。活動時間は、平日8:30~16:00の間で都合のつく時間帯に参加いただいています。

市立砺波総合病院のボランティア活動

最後にご紹介する「市立砺波総合病院」は、複数のボランティア団体で院内ボランティア活動を実施されています。例えば「砺波赤十字奉仕団」は、平日8:30~11:00に「外来受付サポートや院内案内、車椅子の介助」を行っています。また「ヘルスボランティア連絡会」では、平日13:30~16:00に図書の貸出を行っています。「若葉会」は、月に1回第二水曜の13:30~15:00にブックカバーかけや本の整備を行っています。「グリーンボランティア」では、病院の川沿いに花を植えて患者さんの目を楽しませています。「手芸ボランティア タオル帽子の会」では、治療で髪の毛をなくした患者さんのために手作りのタオル帽子を作成してプレゼントしています。「パネルシアたードリームの会」では、月1回第三土曜の16:00~16:30の間に、入院中の子供たちを対象に民謡のパネルシアターを上映しています。ボランティア団体以外にも個人でボランティアをされている方は、平日10:00~12:30に図書の運営を行っています。このように、複数のボランティア団体の受け入れを行うことで多岐にわたる活動を患者さんに提供されています。

ここで紹介した3つの病院以外にも、「高岡市民病院」「富山赤十字病院」「黒部市民病院」「富山県済生会富山病院」「かみいち総合病院」でも病院ボランティアの活動/募集がされています。

富山県の多くの方が、病院ボランティアを募集している医療機関で活動を始められることで、病院ボランティアがより活発になることを願っています。